白羽の矢が立つ(しらはのやがたつ) 刀・弓から来た言葉で、もとは神が生贄に選んだ印を指しました。
もとの意味
神が人身御供として求める娘の家の屋根に、白い羽根の矢を立てるという伝承から来ています。
つまりもとは、選ばれたくないものに選ばれることでした。
今の使い方で気をつけること
現在は「大役に抜擢される」という良い意味で使われます。もとの意味とはほぼ逆です。
同じ刀・弓から来た言葉
刀の部品の名前(鎬・切羽・目貫)が、そのまま言い回しとして残っている例が多くあります。物が身近だった時代の言葉です。
言葉の由来は、文献ではっきり跡をたどれるものがごくわずかです。ここに載せているものも大半は「そう言われている」段階で、一次資料で確かめたものではありません。広く知られている説を中心に挙げ、断定できないものは「〜という説」と書いています。