出世(しゅっせ) 仏教から来た言葉で、もとは仏がこの世に現れることを指しました。
もとの意味
仏がこの世に出現して人々を救うことを「出世」と言いました。また、俗世を出て僧になることも指します。
俗世を「出る」ことだったものが、俗世で「上がる」ことに意味が変わりました。
今の使い方で気をつけること
もとの意味と現在の意味が、方向として正反対になっている語です。
同じ仏教から来た言葉
日常語になった仏教語は、意味が反転しているものが目立ちます。我慢・出世・言語道断はいずれも、もとの意味と今の意味が逆に近い形です。
言葉の由来は、文献ではっきり跡をたどれるものがごくわずかです。ここに載せているものも大半は「そう言われている」段階で、一次資料で確かめたものではありません。広く知られている説を中心に挙げ、断定できないものは「〜という説」と書いています。