油断(ゆだん) 仏教から来た言葉で、もとは油をこぼすなと戒めた話を指しました。
もとの意味
王が家臣に油の入った器を持たせ、一滴でもこぼせば命を取ると言った、という仏典の話に由来するという説があります。
ただし、ゆったりする意味の古語「ゆたに」から来たという説もあり、どちらとも決まっていません。
今の使い方で気をつけること
由来が定まらない語の代表例です。仏典説がよく知られていますが、根拠が強いわけではありません。
同じ仏教から来た言葉
日常語になった仏教語は、意味が反転しているものが目立ちます。我慢・出世・言語道断はいずれも、もとの意味と今の意味が逆に近い形です。
言葉の由来は、文献ではっきり跡をたどれるものがごくわずかです。ここに載せているものも大半は「そう言われている」段階で、一次資料で確かめたものではありません。広く知られている説を中心に挙げ、断定できないものは「〜という説」と書いています。