鮑 「あわび」と読みます。身を包む殻の生き物という字です。
この字を書く理由
つくりの「包」は、つつむという意味です。殻が身を包む姿から当てられたとされます。
中国では「鮑」は塩漬けにした魚を指しました。「鮑魚の肆(みせ)に入るがごとし」という故事は、悪い環境に慣れてしまうことのたとえで、塩魚の臭いから来ています。
この魚のこと
アワビは巻き貝の仲間で、魚ではありません。殻が1枚しかないため、片思いを「鮑の片思い」と言います。
あわびを数えるときの助数詞は、魚の数え方にまとめています。生きているか、食材として扱うかで匹・尾・本が変わります。
同じ成り立ちの字(大きさ・姿を表す字)
字の由来には諸説あり、確かめられていないものが多くあります。ここでは広く知られている説を中心に挙げています。同じ魚に複数の字が使われることもあります。