黒幕(くろまく) 歌舞伎・芝居から来た言葉で、もとは場面転換に使う黒い幕を指しました。
もとの意味
舞台で夜の場面や場面転換に使う黒い幕です。黒衣(くろご)と同じで、黒は「見えないもの」の約束です。
その幕の裏で次の仕掛けが動くことから、表に出ずに裏で操る人を指すようになりました。
今の使い方で気をつけること
舞台の黒は「無いもの」として扱う約束事で、隠すためではなく見ないことにするための色です。
同じ歌舞伎・芝居から来た言葉
芝居の言葉は、看板・舞台装置・幕といった物そのものの名前が比喩になったものが多くあります。「二枚目」も「黒幕」も、実在する物の名前です。
言葉の由来は、文献ではっきり跡をたどれるものがごくわずかです。ここに載せているものも大半は「そう言われている」段階で、一次資料で確かめたものではありません。広く知られている説を中心に挙げ、断定できないものは「〜という説」と書いています。