見得を切る(みえをきる) 歌舞伎・芝居から来た言葉で、もとは動きを止めて決めの姿勢を取るを指しました。
もとの意味
役者が高まった場面で動きをぴたりと止め、首を回して目を寄せる型を「見得」と言います。観客が拍手を送る、見せ場そのものです。
見せるための大きな動作なので、実力以上に大きなことを言うことを指すようになりました。
今の使い方で気をつけること
「見栄を張る」の「見栄」とは字が違い、歌舞伎の型は「見得」と書きます。
同じ歌舞伎・芝居から来た言葉
芝居の言葉は、看板・舞台装置・幕といった物そのものの名前が比喩になったものが多くあります。「二枚目」も「黒幕」も、実在する物の名前です。
言葉の由来は、文献ではっきり跡をたどれるものがごくわずかです。ここに載せているものも大半は「そう言われている」段階で、一次資料で確かめたものではありません。広く知られている説を中心に挙げ、断定できないものは「〜という説」と書いています。