投機(とうき) 仏教から来た言葉で、もとは師の心にぴたりと合うことを指しました。
もとの意味
禅語で、修行者の心が師の心や真理にぴたりと合うことを「投機」と言いました。「機」は心のはたらきです。
機会に投じるという読み方から、経済で好機をとらえて利益を狙う行為を指すようになりました。
今の使い方で気をつけること
経済用語としての意味は明治以降のもので、もとの禅語とは内容が別のものになっています。
同じ仏教から来た言葉
日常語になった仏教語は、意味が反転しているものが目立ちます。我慢・出世・言語道断はいずれも、もとの意味と今の意味が逆に近い形です。
言葉の由来は、文献ではっきり跡をたどれるものがごくわずかです。ここに載せているものも大半は「そう言われている」段階で、一次資料で確かめたものではありません。広く知られている説を中心に挙げ、断定できないものは「〜という説」と書いています。